【書籍】「Disney VILLAINS もう一つの『ピーター・パン』 キャプテン・フックの誕生」読了 (2024年6月)

こんにちは,ドナルド・だっくんです。

「Disney VILLAINS もう一つの『ピーター・パン』 キャプテン・フックの誕生」 (ISBN978-4-06-533165-1)を読了

2024年6月6日,東京ディズニーシーの第8のテーマポート「ファンタジースプリングス(以下FSと略記することあり)」がオープン!FSの中の一つのエリアである「ピーターパンのネバーランド」も盛況のようです。

ピーター・パンがネバーランドで対峙する相手と言えばフック船長ですが,そのフック船長やピーター・パンはどうやってネバーランドに行ったのか,ディズニー映画『ピーター・パン』の前日譚とも言うべき小説が講談社KK文庫から発売されています。

ディズニーヴィランズ もうひとつの『ピーター・パン』 キャプテン・フックの誕生 (講談社KK文庫)

こちらはDisney VILLAINSシリーズでアースラ,ガストンに続く第3弾。
私は2022年に「Disney VILLAINS もう一つの『リトル・マーメイド』 アースラの秘密の恋」を読んでいたので,小説の雰囲気等は大まかにわかった上で,今回「Disney VILLAINS もう一つの『ピーター・パン』 キャプテン・フックの誕生」を購入し,早速読了。

読み終えた感想を一言で書くと「フック船長とスミ―を応援したくなる」,そんな小説。フック船長に焦点を当てた物語で,やはり主人公のフック船長に感情移入しやすいです。

ネタバレになるので,あまり詳細は書きませんが,スミーのおばあさんもこの小説の中に登場。
スミ―のおばあさんって,FSのアトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」のキューラインで見られる絵の人では!?と,かなり興奮(ちょうど,FSの「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」を体験した後だったため)!!

「ピーターパンのネバーランド」のキューラインの絵

また,フック船長の本名(?)も出て来ますが,既に知っていたもの(ジェームズ・フック)だけでなく,最後にして最大の海賊とも言われた名前も持つようなことが明らかにされており,非常に興味深かったです。

「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」のキューライン

一点,非常に細かいところではありますが,作中で「ロストボーイズ」が出て来ます。
FSの「ピーターパンのネバーランド」では「ロストキッズ」と言われているため,ひょっとしたら,この本の訳も改訂版では変更されるかもしれません。ディズニー映画『ピーター・パン』に合わせるのであれば,「ロストボーイズ」でも特に違和感ないのですが,最近,FSの話題も多く,少しだけ気になりました。

漢字には全て振り仮名が振られており,小学校低学年のお子様でも頑張れば読めると思います(少々,表現が難しかったりするところもあるので,小学校4年生くらいからが良いかもしれません)。私は大体1時間くらいで読み終えたのですが,話が進むに連れて続きが気になり,どんどん読み進めていった感じです。

FSの「ピーターパンのネバーランド」を訪れる前に読んでおくと,よりその世界観が楽しめるかと思いますのでお勧めの一冊です。