【書籍】「ホテルの力 チームが輝く魔法の経営」読了 (2024年8月)

こんにちは,ドナルド・だっくんです。

「ホテルの力 チームが輝く魔法の経営」(ISBN978-4-06-536417-8)を(グランドシャトー宿泊前に)読了

既にX(旧Twitterとわざわざ書かなくてもよくなりつつありますかね)には幾つかポストしていますが,先日,東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルのグランドシャトーに宿泊いたしました。

宿泊体験記はまた別途まとめようと思いますが,本日は宿泊前に読んでいた一冊の本を紹介したいと思います。

本のタイトルは「ホテルの力 チームが輝く魔法の経営」,日本の各ディズニーホテルを運営するミリアルリゾートホテルズの代表取締役社長であるチャールズ・D・ベスフォードさんが書かれたものです。

ホテルの力

結論から言いますと,私はこの本をグランドシャトー宿泊前に読んで良かったと思っています。本の中ではグランドシャトーがどのようなコンセプト(想い)で作られたかについて,触れられている箇所があり,なるほどなぁ,と思いました。

正直,宿泊前に本書を読んだ段階では「いやいや,そうは言ってもミラコスタにあるものがないラグジュアリータイプはどうなんだろう??」と思っていたのですが,実際に宿泊してみると,なるほどぉ,と思わずにはいられないところが沢山。

かなりターゲッティングをしっかりされており,そしてそこにまんまと(?)はまってしまう自分がいることを確認出来ました(苦笑)。

私はディズニーホテルに限らずホテルに宿泊すること自体が好きで,本書に出て来るヒルトン大阪やウェスティンホテル大阪にも宿泊したことがあります。一見すると何も関係なさそうなこれらのホテルも,実はそこで働かれている方の中では繋がっていたりして,改めてこれまでホテルに感じていたものの素晴らしさ,魅力が本書を通じて何となくわかった気がしました。

本書の最初の数ページはカラー写真でファンタジースプリングスホテルやグランドシャトーの様子が掲載されており,ディズニーホテルに特化したものなのかな,と思いきや,そんなことはなく,良い意味で予想を裏切られました。そのため,ディズニー好きの方はもちろん,ホテル好きの方にもお勧め出来る一冊です。

ちなみに,グランドシャトー宿泊時にご担当頂いたキャストの方は本書を読んでいらっしゃり,大先輩方が築いてきたバトンを感じた,と仰っていました。こうして,人から人へと想いが受け継がれ,ホスピタリティ溢れるホテルが出来上がるのだと思います。

本書の中に「あなたにゲストは何人いますか?」という質問が出て来ます。これは,ディズニーホテルで働く方に対して,「自分に会いに来てくれている人」は何人いるかという質問なのですが,確かに,私は「あの方がいるからこそ,グランドシャトーに泊まろう」と思いましたので,ホテルを選ぶ上で,そこで働かれている方というのは,かなり重要な要素であると思います。

本書はホテルに限らず,様々な仕事でチームを導く立場にある方にとって,大切なことも沢山記されており,ビジネスでも今後,大変役に立ちそうな気がします。ディズニーに特化したビジネス書というわけではありませんが,ディズニーやホテルが好きな方でビジネス書を探している方にもお勧めです。