【アメコミ】『征服者カーン』購入,読了 (2023年3月)

こんにちは,ドナルド・だっくんです。

初めて購入したアメコミ『征服者カーン』(ISBN978-4-7968-7346-8)

私がマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCUと略記)の映画をしっかりと見始めたのは,かなり遅い時期で2020年の秋でした。コロナ禍真っ只中ではありましたが,何故かアメリカに数カ月出張しており,その帰りの飛行機の中で時間を持て余した時に観た映画が『アイアンマン』だったのです。

何故,そのタイミングで『アイアンマン』を観ようと思ったのかはもう覚えていないのですが,映画を観ること自体も久々だった私にとって,とても面白い作品でした。一応,『アイアンマン』と同じ世界観(宇宙観?)を共有する映画作品がものすごく沢山作られているということや,アメリカのマーベルコミックが原作であることは何となく知ってはいましたので,観終えた後に「これはハマるな」と我ながら思ったものです。

月日は流れ,すっかりMCUに魅せられた私は今ではMCU最新映画は基本的に公開日初日に観に行くくらいのハマりようが続いています。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』IMAX

そして,先月『アントマン&ワスプ:クアントマニア』を観て,マーベル史上最凶の敵と言われる征服者カーンに魅せられてしまい,初めて関連のアメコミにも手を出してしまうこととなりました。

『征服者カーン』小学館集英社プロダクション

マーベルコミックは正直,沢山あり過ぎてどれを読んだら良いのかさっぱりわからなかったのですが,今はとにかく征服者カーンについてもっと知りたいと思い,ちょうど最近,小学館集英社プロダクションから発売された『征服者カーン』を購入。

電子書籍と紙媒体と2つの販売形態がありますが,私は紙媒体を選択。手元に置いて時々パラパラ読みをしたかったため,それなら紙媒体かな,ということで決めました。

価格は電子書籍の方が1割程度安いので,コンテンツそのものさえ手に入れば良いという方には電子書籍がお勧めです。電子書籍でも2,000円を超えてしまうのは,コミックにしては少々高い印象ではあります。

アメコミということでコミックなわけですが,紙媒体はオールカラーで紙質もよく,いわゆる漫画本とは全く違います。アメコミでは常識なのかもしれませんが,初めて購入した私にとっては,新鮮で驚きポイントであるとともに,なおさら紙媒体を選んで良かった,と思いました。

また,紙媒体だけなのかわかりませんが,別紙の解説書(COMMENTARY) & 用語解説(ANNOTATIONS)が付いているのはありがたかったです。用語解説を読むことで,背景情報や他作品の引用情報もわかり,別のマーベルコミックも読んでみたくなるという好循環。

肝心の内容については,2021年に発表された『Kang The Conqueror (2021)』 #1-5が日本語訳で収録されており,この一冊で話が完結しているようで,読了後に「続きが気になる」というような感じはなく,「なるほどなぁ」という感じ。

ところどころ,日本語の言い回しがわかりづらい箇所がありましたが,きっと英語をそのまま意味が伝わるように訳すとそうなるのだと思います。この辺りは意訳し過ぎるくらいなら直訳の方が良いのか,それとも読んでいてしっくり来る方が良いのか,好みの問題な気はします。

話の中で,当然(?)マーベルキャラクターが何人か登場しますが,あくまでこの漫画の主役はカーンということで,最初から最後までカーンの物語。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の中では敵側として描かれているカーンですが,この漫画を読んで少し印象が変わったと言いますか,「いろいろあって,あんな感じになったんだなぁ」と思えるようになりました。

是非,MCUの中でもカーンが主役の作品を観てみたいですが……,ひょっとしたら既にタイトルだけ発表されている『Avengers: The Kang Dynasty』はカーンが主役なのかもしれません。

今回,初めてマーベルコミックを購入してみて,さらにマーベル,MCUの沼にはまった気がします。コミックまで手を広げだすととんでもないことになりそうですので,自重しながらもマーベルの世界を引き続き楽しみたいと思います。